北海道
◎知内 ○札幌国際情報 △中標津
東北
◎八戸西 ○柴田 △相馬東
2020年まで20年間で12回選出されてる東北は、最終選考より地区推薦を取るほうが難しいと言われる。今年も最終選考で東日本の本命になりそうな候補が複数いる。
本命は青森大会準優勝、東北大会ベスト8の八戸西。東北推薦は東北大会出場校から選ばれることが多いため、準優勝の柴田以外で候補校唯一の東北大会出場校の八戸西は有力だ。
今回の注目は宮城推薦の柴田の扱い。東北大会決勝進出で一般枠で出場が有力ではあるが、決勝で1-18で大敗したこと、仙台育英と同県で地域性が不利であることからやや微妙である。
21世紀枠で柴田、一般枠で花巻東を選出という可能性もあるかもしれない。そのため対抗に入れておく。
穴は福島大会4位の相馬東。東北大会には出場できなかったが、来年は震災から10周年、原発事故と豪雨の両方を考慮されて選出される可能性はある。
結果:◎本命
関東
◎石橋 ○大宮東 △甲府城西
まず神奈川屈指の進学校で、私立ながら関東推薦に選ばれれば最終選考でも東日本の大本命と言われた鎌倉学園が、神奈川の21世紀枠拒否力により県推薦にも選ばれなかった。神奈川の21世紀枠選考は毎年残念である。
この結果関東は栃木大会準優勝の石橋が各県推薦で唯一の関東大会出場ということもあり、圧倒的な大本命になった。
しかし石橋にも難点がある。関東は過去に1度地区推薦された学校は二度と地区推薦されていないのだ。このルールの存在が本当なら2017年に地区推薦された石橋は選ばれないことになる。
石橋が選ばれない場合、対抗は非常に難しいが、一般枠出場が絶望的な埼玉から、埼玉大会ベスト4の大宮東か。
穴は山梨大会ベスト4の甲府城西。
結果:◎本命
北信越
◎富山北部・水橋連合 ○寺井 △美方
富山大会ベスト4で北信越大会に出場した富山北部・水橋連合が大本命。連合チーム初の甲子園出場の話題性で最終選考も狙えそうだ。
対抗は石川大会4位の寺井。穴は福井大会4位の美方。
結果:◎本命
東海
◎松阪商 ○三島南
東海地区は一般枠絶望の県から地区推薦されることが多いため、今年は静岡か三重から地区推薦される可能性が高い。
本命は三重大会準優勝で東海大会に出場した松阪商。2018年夏は三重大会で準優勝するなど、甲子園にあと一歩まで迫っている。
結果 :○対抗
近畿
◎山田 ○畝傍 △東播磨
今年の最激戦区・最注目地区と思われる近畿。近畿推薦に選ばれた学校は最終選考でも西日本の大本命になりそうだ。
大阪府立校が甲子園に出場すれば1995年の市岡以来同じく26年ぶりとなるなど、話題性は高い。
対抗は奈良大会3位の畝傍。1941年夏の紀和大会で優勝しながら、戦争で全国大会が中止となり幻の甲子園初出場となり、その後未だに甲子園初出場を果たせていない過去がある。
今年コロナの影響でそのとき以来の甲子園中止となったことも合わせて選出される可能性はある。
話題性の山田、実力の東播磨、伝統の畝傍、どこが選ばれても西日本の本命になるだろう。それ以外の滋賀・京都・和歌山の候補は極めて厳しいだろう。
結果:△穴
中国
◎矢上 ○萩商工 △米子工
ほとんどの県で常連校と私立が上位を独占し、有力候補が不在の中国。
そんな中で選ばれれば中国推薦の有力候補と思われた西条農と倉吉東が県推薦で落選し、さらに混沌としてきた。
本命は2年連続中国大会出場を果たした矢上。
対抗は山口大会4位の萩商工。穴は鳥取大会ベスト8の米子工。
どこが選ばれても今年の中国からは21世紀枠選出は厳しいだろう。
結果:◎本命
四国
中国と同様常連校と私立が上位を独占し候補がいない四国。
四国も今年は21世紀枠選出は難しいだろう。
結果:×外れ
九州
◎具志川商 ○八代 △北筑
沖縄大会準優勝、九州大会ベスト8の具志川商が大本命。最終選考はやや厳しいが地区推薦では抜けている。
2番手は混戦だが対抗は熊本大会で九州学院を破りベスト4に進出した八代。穴は福岡大会ベスト4の北筑。
結果:◎本命