2018年選抜高校野球大会、21世紀枠地区推薦予想


北海道

◎函館工 ○稚内大谷 △帯広農

本命は公立で唯一全道大会ベスト8に進出した函館工か。北海道は県推薦がないため、全道大会の上位から有力と思われる学校を予想するしかない。
対抗は名寄支部初の甲子園出場を目指す全道大会ベスト8の稚内大谷。私立なのがネック。穴は帯広農とした。

結果:◎函館工

東北

◎由利工 ○八戸高専 △角田

東北大会に進出し1勝した由利工が本命。昨年は横手が地区推薦で落選する波乱があった東北だが、今年も本命は秋田代表と思われる。
2番手以下は混戦。対抗は高専初の甲子園出場を目指す県大会4位の八戸高専とした。穴は同じく県大会4位の角田。久慈は岩手県から3年連続の選出となるため厳しいか。

結果:◎由利

関東

◎日立一 ○藤岡中央 △鎌倉学園
×市川越(推薦辞退)

まず県大会で準優勝し関東大会に出場した市川越を当初本命に推していたが、残念ながら推薦辞退となってしまった(12月5日)。
結果当初対抗にしていた2012~2013年に地区推薦を受けた県大会ベスト4の日立一を本命に繰り上げる。対抗は同じく県大会ベスト4の藤岡中央、穴は私立だが県大会ベスト4の鎌倉学園

結果:○藤岡中央

東海

◎大垣西 ○静岡市立 △愛産大三河

本命は県大会準優勝で、東海大会では中京大中京に逆転勝ちした大垣西。ネックは昨年21世紀枠に選出されるもセンバツで0-21の記録的大敗を喫した多治見と同県ということだが、東海では一番地区推薦に近い位置にいる。
対抗は県大会4位の静岡市立。穴は東海大会に進出した愛産大三河。私立ということで静岡市立より下の評価にした。

結果:◎大垣西

◎金津 ○富山国際大付 △松本深志

本命は県大会優勝の金津。北信越大会初戦で大敗したため最終選考の3校に選ばれるのは難しそうだが地区推薦は最有力。
対抗は私立だが、北信越大会でベスト4に進出し一般枠まであと一歩に迫った富山国際大付か。こちらが地区推薦される可能性も高そうだ。穴は県大会ベスト8の松本深志

結果:◎金津

近畿

膳所 ○尼崎小田 △法隆寺国際

まず近畿地区の各県推薦のなかで成績最上位の乙訓は、近畿大会ベスト4で一般枠でのセンバツ出場が有力なため地区推薦には選ばれないだろう。もし一般枠有力の学校を地区推薦すれば、2011~2012年の高崎のように高野連から注意を受けかねない。
他に近畿大会に出場した法隆寺国際は、旧校名の斑鳩時代の2003年に出場していることからブランク年数が足りないため穴止まり。
そのため本命は県大会ベスト8止まりだが県内屈指の進学校である膳所とした。対抗は尼崎小田。兵庫県勢は近畿大会の初戦で全滅し一般枠での選出が絶望的になってしまったことから2012年の同様21世紀枠で選出される可能性がある。

結果:◎膳所

中国

◎下関西 ○大田 △米子工

本命は県3位で中国大会に出場した下関西か。進学校の1つで中国では大本命といえる。
対抗は県4位の大田、穴は県ベスト8の米子工。

結果:◎下関西

四国


本命は四国大会に進出した県内屈指の進学校高知追手前。今年は全国的にこれといった候補が少ない中、最終選考でもかなり有力になるだろう。
対抗は近年甲子園まであと一歩が続いている生光学園、穴は新居浜南とした。

結果:◎高知追手前

九州

伊万里 ○小倉 △熊本商

九州は成績最上位の学校が選出される傾向があることから、本命は九州大会に出場した伊万里と予想。
対抗は県大会4位の伝統校・小倉。穴は熊本地震の被災地となった熊本商と予想。

結果:◎伊万里

最終選考

東日本:由利工
西日本:高知追手前
3枠目:伊万里

東日本は毎年東北が他地区をリードしており、今年も東北の由利工が有利と思われる。西日本も毎年四国がリードしている。
3枠目は47都道府県で最もセンバツから遠ざかっている佐賀の伊万里と予想。