北海道
◎釧路湖陵 ○札幌新川 △函館工
対抗は札幌新川。穴は函館工。
結果:◎本命
東北
◎古川 ○秋田修英 △磐城
まず岩手県推薦で波乱があった。好投手佐々木を擁して、最終3枠も有力と思われた県大会ベスト4の大船渡がまさかの落選。3位決定戦での大量失点が響いたのか。
これにより地区推薦の本命と言えるのは東北大会ベスト4に進出した古川だ。ただし宮城大会決勝、東北大会準決勝で2度コールド負けしてることや、東北から3年連続で選ばれてることから最終3枠に選ばれるのはやや厳しい。
対抗は秋田大会優勝の秋田修英。穴は福島大会ベスト8で惜敗し、1971年夏の甲子園で準優勝の実績がある磐城。
結果:◎本命
関東
◎石岡一 ○横浜商 △佐倉
今年の秋季関東大会は全ての出場校が私立校か、最近甲子園に出場した学校だったため、21世紀枠の県推薦校に関東大会に出場した学校はなし。
その中で成績が最もいいのは茨城大会ベスト4の石岡一。準決勝で藤代に延長13回サヨナラ負け。関東・近畿以外の地区なら県3位で地区大会出場の可能性もあった成績だ。今回は北関東3県からの一般枠選出が絶望的なため、地域性でも有利だ。
対抗は神奈川大会ベスト8の古豪横浜商。例年21世紀枠にふさわしい学校がない神奈川だが、初めて地区推薦を狙える学校が選出されたといえる。
結果:◎本命
◎金津 ○新潟南 △富山東
2年連続で北信越大会に出場し、昨年は惜しくも最終選考で補欠校に終わった金津が2年連続地区推薦の大本命だ。
今年は最終3枠も十分狙える状況である。ただし福井大会決勝、北信越大会初戦でいずれも大敗してることから実力に不安がある。
結果:◎本命
東海
◎清水桜が丘 ○岐阜 △西尾東
穴は西尾東。愛知大会ベスト4だが、準決勝で14失点、3位決定戦で23失点と失点が多いことがマイナスになるか。
結果:◎本命
近畿
有力候補はなく、消去法で選ぶしかなさそう。
まず県推薦校で唯一近畿大会に出場した橿原だが、2000年春の選抜に出場しており、ブランクが20年に満たないため厳しい。和歌山大会ベスト4の南部も2001年春の選抜に出場しているためアウト。
高島は今年の選抜で滋賀から一般枠・21世紀枠で3校出場したことが響くと思われる。八尾は大坂大会ベスト16で、負けた相手も無名校なためプラス要素がない。
対抗は平凡な公立校だが、京都大会ベスト8の京都すばる。穴は八尾。
結果:△穴
ネットでは八尾本命が多かった模様。筆者は少し勉強不足だったか。
中国
◎平田 ○米子東 △萩商工
本命は島根大会準優勝で中国大会に出場した平田。他に有力候補はなく一歩抜けている。
山陰唯一の甲子園準優勝経験もある古豪で進学校の米子東は、中国大会準々決勝か準決勝で敗退していれば大本命であったが、決勝に進出したことで一般枠を当確にした。ただ他に候補がいないため対抗に入れておく。
穴は山口大会ベスト8の萩商工。
結果:◎本命
四国
◎富岡西 ○志度 △高知工
四国大会ベスト4まで進出し、一般枠まであと一歩に迫った富岡西が大本命。最終選考でも西日本の本命であると言える。
対抗は香川大会準優勝で同じく四国大会に出場した志度。穴は高知大会ベスト8の高知工。
結果:◎本命
九州
◎熊本西 ○津久見 △川内
九州は例年、九州大会に出場した成績上位校が地区推薦されている。
今年は熊本大会で準優勝し、九州大会でも一般枠目前のベスト8まで進出した熊本西が本命。
しかし部員が練習試合中に頭部への死球で死亡するという残念なニュースが入ってきた。この事故の影響で落選する可能性も高い。
対抗は大分大会ベスト4で明豊にサヨナラ負けした津久見。過去に甲子園優勝経験のある古豪だ。熊本西の事故が響くとこちらが地区推薦の本命になるだろう。だが大分から明豊と大分高の2校が一般枠当確であるため、最終3枠に選ばれるのは厳しい(2018年は滋賀から21世紀枠を含む3校が選ばれたが)
他はすべて県大会ベスト8以下だが、その中で創立121年の伝統校の川内を穴にあげる。
結果:◎本命
9地区中8地区が本命的中。今年の地区推薦はかなり無風だったようだ。