2020年選抜高校野球大会 21世紀枠予想

北海道

◎帯広農 ○函館工 △稚内大谷
本命は全道大会ベスト4の帯広農。過去に1982年夏のみ甲子園出場経験があり、そのときは4アウトアウト事件があった。
対抗は全道大会ベスト16の函館工、穴は私立ながら推薦常連の稚内大谷。
 

東北

◎磐城 ◯仙台商 △盛岡商
本命は福島島会3位、東北大会ベスト8に進出した磐城。1971年夏の甲子園で準優勝した古豪で、台風19号で被災した中で東北大会に出場し2勝したことから、最終選考でも東日本の大本命にあげられそうだ。
対抗は宮城大会準優勝で東北大会で1勝した仙台商。穴は岩手大会ベスト4の盛岡商
 

関東

川口市立 ◯伊勢崎清明 △東金
推薦校に地区大会進出校が少ない分混戦の関東。
埼玉大会ベスト4の川口市立がややリードと予想し本命。難点は進学校でも過疎地でもないことと、関東・東京の最終枠(乞食枠)が埼玉の花咲徳栄西武台の選出が濃厚なこと。過去乞食枠の選出が濃厚の県から21世紀枠の地区推薦は2016年の埼玉のみとなっている。
対抗は群馬大会ベスト8で、甲子園常連の前橋育英に惜敗した伊勢崎清明。過去2回県推薦されたことがある(ただし1度は辞退)。
穴は東金。台風の被害を乗り越えたことが評価できる。ただし千葉大会ベスト16でコールド負けがマイナスとなりそうだ。他に栃木大会ベスト8の進学校宇都宮、山梨大会準優勝で関東大会に出場した駿台甲府も私立ながら有力候補だ。
 

北信越

◎金沢商 ◯北越 △敦賀
本命は石川大会3位、北信越大会で1勝した金沢商。石川大会準決勝では星稜に善戦し、北信越大会でも富山1位校にコールド勝ちし、佐久長聖に0-1と最小失点に抑えた実力が評価され、最終3枠も狙える。他はどこも決め手に欠けることから、全国で金沢商がもっとも地区推薦に近いと思われる。
金沢商よりだいぶ落ちるが、対抗は私立の北越か。新潟大会優勝、北信越大会ベスト4で一般枠まであと一歩に迫った。しかし私立ということで選出は難しい。
穴は福井大会準優勝、北信越大会ベスト8の敦賀。成績は金沢商と互角だが、福井大会決勝、北信越大会準々決勝で2度大敗したことと、1999年夏に出場しておりブランクが20年ほどしかないことが不利だろう。
 

東海

◎近大高専 ◯大垣西
本命は三重大会優勝の近大高専東海大会では初戦敗退に終わったが延長戦に持ち込んだ。選ばれれば高専初の甲子園出場となるのがアピールポイント。
対抗は岐阜大会3位で東海大会に出場した大垣西。
 

近畿

◎奈良 ◯日高中津 △市西宮
本命は奈良大会でベスト4の奈良。県内トップの進学校で、惜しくも近畿大会出場を逃したが近畿大会優勝の天理に1-2と善戦した。ただ一般枠で天理、智弁学園の奈良2校の出場が確実なのが難点。
対抗は和歌山大会ベスト4の日高中津。和歌山大会準決勝で智弁和歌山に2-4と善戦した。1997年春に分校初の甲子園出場で話題になった。
穴は兵庫大会ベスト8の市西宮。甲子園の入場行進のプラカードを担当してることで有名。他に滋賀大会ベスト4の伊香、京都大会ベスト4の西城陽も有力候補だ。
 

中国

◎平田 ◯豊浦 △倉吉東
本命は島根大会準優勝し、中国大会で1勝した平田。過去に2度地区推薦の経験がある。
対抗は山口大会優勝の豊浦。穴は鳥取大会4位の倉吉東。いずれも中国大会に出場した学校での争いになるだろう。
 

四国

◎城東 ◯松山北
めぼしい候補がいない四国。その中で本命は徳島大会3位で四国大会で1勝した城東。四国の県推薦では唯一四国大会に出場した。
対抗は愛媛大会ベスト8の松山北。愛媛有数の進学校として知られている。
 

九州

◎宮崎北 ◯宗像 △枕崎
まず九州大会に出場した大崎、八重山農林がともに県推薦で落選したのは衝撃のニュースになった。特に大崎は最終選考でも西日本の大本命になると思われていただけに大波乱だ。
これにより九州地区推薦の予想は非常に難しくなったが、その中で本命といえるのは宮崎大会で延岡学園日南学園を破ってベスト4に進出した宮崎北。宮崎県内3位の進学校だ。
対抗は福岡大会ベスト4の進学校宗像。3位決定戦でコールド負けしたのが宮崎北よりマイナスか。
穴は鹿児島大会ベスト4の枕崎。甲子園出場がない薩摩半島南部にあることが特筆される。