2020年第92回選抜高校野球大会出場校予想

北海道

 

優勝した白樺学園が順当に選出されるだろう。北北海道勢の選抜出場は2008年以来12年ぶりとなる。
補欠は準優勝の札幌日大

 

東北

  1. 仙台育英
  2. 鶴岡東
  3. (補欠1位)盛岡大付
  4. (補欠2位)青森山田

 

決勝に進出した仙台育英と鶴岡東が順当に選出されるだろう。鶴岡東の選抜出場は1979年以来41年ぶりとなる。
補欠1位は盛岡大付、補欠2位は地域性でベスト8の青森山田

 

関東

  1. 健大高崎
  2. 山梨学院
  3. 桐生第一
  4. 東海大相模
  5. 花咲徳栄
  6. (補欠1位)西武台
  7. (補欠2位)習志野

 

ベスト4の4校は当確。東京大会決勝で大差がついたため5枠目が選出されることが濃厚になった。
5校目はともに決勝進出校に1点差負けの埼玉の花咲徳栄西武台の争いとなる。どちらも1点差負けのため、県大会決勝で直接対決で勝利し県1位の花咲徳栄がやや有利だろう。ただし今大会は一般枠での初出場が有力なのが鹿児島城西しかなく、初出場校が少ないため、1988年以来甲子園出場がない西武台の選出もありえる。
補欠1位は西武台、補欠2位は習志野

 

東京

  1. 国士舘
  2. (補欠)帝京

 

優勝した国士舘が順当に選出されるだろう。関東5位との比較となる2校目は準優勝の帝京が有力だが、0-6で完敗したため選出は厳しくなった。
補欠校は帝京。

 

東海

  1. 中京大中京
  2. 県岐阜商
  3. 加藤学園(神宮枠)
  4. (補欠1位)藤枝明誠
  5. (補欠2位)愛工大名電

 

中京大中京明治神宮大会で優勝して神宮枠を獲得し、東海の出場枠が1つ増えた。東海が3枠になるのは2018年の記念大会以来、神宮枠獲得は2010年以来10年ぶりとなる。
まず優勝の中京大中京と準優勝の県岐阜商が順当に選出。神宮大会優勝の中京大中京は甲子園でも優勝候補にあがりそうだ。
神宮枠の3校目は準決勝で敗退した静岡の加藤学園藤枝明誠の争いとなるが、やや難しい選考になりそうだ。東海大会準決勝の試合内容では延長サヨナラ負けの加藤学園がコールド負けした藤枝明誠を上回るが、藤枝明誠は優勝した中京大中京と対戦し、静岡大会では藤枝明誠が勝って県1位になっている。
ここは静岡大会で常葉菊川、静岡、静岡商を破った加藤学園東海大会の試合内容も加味して上回り、最後の枠を射止めると予想。
補欠1位は藤枝明誠、補欠2位は愛工大名電

 

北信越

  1. 星稜
  2. 日本航空石川
  3. (補欠1位)佐久長聖
  4. (補欠2位)北越

 

例年なら優勝校と準優勝校の2校が順当に選出される北信越だが、今年は一波乱ありそうな結果になっている。
圧倒的な強さで北信越大会4季連続優勝を達成した星稜は当確。夏の甲子園準優勝の旧チームとも遜色ない戦力で選抜でも優勝候補にあがりそうだ。
準優勝の日本航空石川は決勝で星稜に1-19で大敗したこと、石川大会決勝でも1-16で敗れて2度大敗してること、石川2校になることの地域性がマイナスとなり、準決勝以下敗退のチームとの比較となる。
しかし比較対象となるベスト4の佐久長聖も3-10で7回コールド負けを喫しており、高岡第一は3-5で星稜に最も善戦したものの、初戦敗退&県3位では準優勝を差し置いての逆転選考は難しく、やはり日本航空石川が2校目に選出されるのが有力だろう。
補欠1位は佐久長聖、補欠2位は北越
もし金沢商が21世紀枠に選出された場合、石川から3校の選抜出場は考えにくいため、日本航空石川が落選し佐久長聖が逆転選考されると思われたが、金沢商は地区推薦で落選したためその可能性はなくなった。

 

近畿

  1. 天理
  2. 大阪桐蔭
  3. 履正社
  4. 智弁学園
  5. 明石商
  6. 智弁和歌山
  7. (補欠1位)京都翔英
  8. (補欠2位)報徳学園

 

近畿大会ベスト4は大阪と奈良の両2強が独占した。
ベスト4の4校は当確。ベスト8のうち、兵庫県勢で唯一初戦突破し、大阪桐蔭に1点差で惜敗した明石商もほぼ当確といえる。
一方で天理に0-14で5回コールド負けし、奈良3校目にもなる奈良大付は選考圏外となり、補欠にも選ばれないだろう。
そのため最後の6校目は智弁和歌山京都翔英の争いとなる。智弁和歌山は17失点が難点だが、京都翔英はコールド負けがマイナスとなり、4点差に抑えた智弁和歌山がかなり有利であろう。
補欠1位は京都翔英、補欠2位は兵庫1位の報徳学園

 

中国

  1. 倉敷商
  2. 鳥取城北
  3. 広島新庄
  4. (補欠1位)矢上
  5. (補欠2位)創志学園

 

決勝に進出した2校は当確。ちなみに鳥取城北鳥取1位校では1995年の米子東以来24年ぶりの中国大会決勝進出及び選抜出場となる。
3校目は準決勝で倉敷商に惜敗した広島新庄が有力。四国大会準決勝が2試合ともコールドとなったため、四国と比較される最終枠も有力である。
補欠1位は準々決勝で優勝した倉敷商に善戦した矢上。補欠2位は創志学園

 

四国

  1. 明徳義塾
  2. 尽誠学園
  3. (補欠1位)高知中央
  4. (補欠2位)新田

 

決勝に進出した2校が順当に選出されるだろう。準決勝が2試合ともコールドゲームになったため、3枠目の選出は厳しい。
補欠1位は高知中央、補欠2位は新田。

 

九州

  1. 明豊
  2. 大分商
  3. 創成館
  4. 鹿児島城西
  5. (補欠1位)沖縄尚学
  6. (補欠2位)宮崎日大

 

ベスト4の4校が順当に選出されるだろう。決勝は大分対決となり、大分は昨年に続くアベック出場が確実になった。
補欠1位は準々決勝で優勝した明豊に逆転負けした沖縄尚学。補欠2位は宮崎日大

 

21世紀枠

  • (東日本)磐城
  • (西日本)伊香
  • (3枠目)近大高専
  • (東日本補欠)宇都宮
  • (西日本補欠)本部
21世紀枠の東日本は磐城が圧倒的大本命。台風19号で被災中に東北大会に出場し2勝、1971年夏に甲子園準優勝の経験がある古豪ということで、今年はめぼしい候補が少ない中で頭一つ抜けている。
西日本は混戦。そのうち地区大会に出場してるのは平田と城東だが、どちらも決め手に欠け、島根・徳島ともに選出4回目となることから選出は考えにくい。地区大会不出場だが滋賀大会ベスト4に進出し、東京オリンピックパラリンピックイヤーということもあって障害のある野球部マネージャーがいることが話題となってる伊香が西日本の1校目に選出されると予想。
監督が2001年春の甲子園に初代21世紀枠として出場し、ベスト4まで進出した宜野座のコーチだった本部との争いになるか。
3枠目は私立ながら高専初の甲子園となる近大高専を予想。補欠は東日本は宇都宮、西日本は本部。